駅紹介

務田 むでん

100年前の遺構残る峠の駅

 駅前にはコンビニエンスストアがあり、道の駅「みま」や宇和島道路三間インターが最寄りとなる。務田と書いて「むでん」と呼ぶこの駅、伊予宮野下とは、わずか900mの距離しか離れていないのに対し、次駅である北宇和島までは、窓峠を下ること高低差140m、6.3キロと随分離れた立地にある1面1線の無人駅。1914(大正3)年10月に開業した前身となる宇和島鉄道も、当時この急勾配を登ることができず、度々列車が立ち往生してしまい、乗客が降りて機関車や客車を務田駅まで押して登ったという逸話が残るほど。今でも悪天候時などは車輪が滑って失速する「空転」を起こすこともあるという。

▶︎予土線三駅語り(宇和島駅〜北宇和島駅〜務田駅)
務田

駅の基本情報

所在地 愛媛県宇和島市三間町迫目
開業日 1914(大正3)年10月18日
旅客ホーム数 1面1線
接続線路 なし

設備

  • 駐車場
  • トイレ
  • ベンチ
  • 自動販売機
各アイコンの説明

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